2015年 03月 07日
ワタリガニのドウチソース炒め |
先日の白菜のお料理を作ったとき、このレシピの載っているムックをしばらくぶりに見返していましたら、また作りたいメニューが出てきました。
この本だけでなく、毎日の台所でいま出番の多い本というのは、どれも25〜30年前に出たもの。いまはなかなか手に入りにくくなってしまって、これはレシピ本を紹介して下さっている小鳥社さんもたびたびお書きになっている通りです。
そういえば、先日の新聞の記事で、大阪梅田の書店さんが戦国時代とか、ここもまた大変なようす。私などが本やさん通いをしていたころは、前にもお話しましたけど河原町通に入りやすい本やさんが何軒もあって、それぞれが個性豊かで「あそこに行けば、こんな本が‥」と本やさんのハシゴも大きな楽しみでした。
大きいフロアに見渡すかぎりの本棚というのも、素晴らしいのですけど、場所を探すだけでちょっと疲れてしまう気もします。その同じ新聞の記事に、河原町に丸善が再開するといううれしいニュースもありました。昔をなつかしむことのできるお店だといいな、とちょっと愉しみになっています。
古い思い出を辿りながら、作ってみたのはやはり周富徳さんの「広東料理は‥」から、「ワタリガニのドウチソース炒め」です。
これはまず、ドウチとニンニクのソースから作ります。ドウチとニンニクを細かく細かくきざみ、これを油を熱した中華鍋でよくよく香りが出るまで炒めて、砂糖を加えてソ−ス状にして、保存しておきます。
ワタリガニはもとのレシピでは大まかにばらしたものを、片栗粉をまぶして揚げるのですけど、油を少なくしたいのと、じゅうぶん火を通したいために、蒸籠で蒸しました。
油を熱くした中華鍋に、粗みじんのニンニクとショウガ、小さな角切りの赤・緑ピーマン、上のドウチソースを入れて、炒めあわせます。ここにワタリガニを入れて酒、しょうゆ、砂糖、オイスターソースととりガラスープを加え、少し煮ます。
カニは蒸して火が通っているので、味がからんだら水とき片栗粉をまわして仕上がり。
いつものように何か色をきれいにしたいと考えてたら、ビニールのトンネルでひと冬育てたほうれん草がちょうど食べごろでした。ひと束抜いてきて、さっと炒め、カニの下に敷いたら完成で−す。こんなおかずのときには、やっぱりこれがなくては、とちょっとがんばってマントウまで作って、ワインのほうも甲殻類によく合うという、ちょっぴり泡のロゼです。
ドウチとニンニクという、かなりクセものどうしの組み合わせが、これもクセの強いワタリガニとで、クセを消しあってというのか、おもしろくておいしいひと皿になりました。ドウチソースが濃い味のものなので、味つけのないマントウや、さっぱりしたお野菜がちょうどいいおかずです。
この本だけでなく、毎日の台所でいま出番の多い本というのは、どれも25〜30年前に出たもの。いまはなかなか手に入りにくくなってしまって、これはレシピ本を紹介して下さっている小鳥社さんもたびたびお書きになっている通りです。
そういえば、先日の新聞の記事で、大阪梅田の書店さんが戦国時代とか、ここもまた大変なようす。私などが本やさん通いをしていたころは、前にもお話しましたけど河原町通に入りやすい本やさんが何軒もあって、それぞれが個性豊かで「あそこに行けば、こんな本が‥」と本やさんのハシゴも大きな楽しみでした。
大きいフロアに見渡すかぎりの本棚というのも、素晴らしいのですけど、場所を探すだけでちょっと疲れてしまう気もします。その同じ新聞の記事に、河原町に丸善が再開するといううれしいニュースもありました。昔をなつかしむことのできるお店だといいな、とちょっと愉しみになっています。
古い思い出を辿りながら、作ってみたのはやはり周富徳さんの「広東料理は‥」から、「ワタリガニのドウチソース炒め」です。
これはまず、ドウチとニンニクのソースから作ります。ドウチとニンニクを細かく細かくきざみ、これを油を熱した中華鍋でよくよく香りが出るまで炒めて、砂糖を加えてソ−ス状にして、保存しておきます。
ワタリガニはもとのレシピでは大まかにばらしたものを、片栗粉をまぶして揚げるのですけど、油を少なくしたいのと、じゅうぶん火を通したいために、蒸籠で蒸しました。
油を熱くした中華鍋に、粗みじんのニンニクとショウガ、小さな角切りの赤・緑ピーマン、上のドウチソースを入れて、炒めあわせます。ここにワタリガニを入れて酒、しょうゆ、砂糖、オイスターソースととりガラスープを加え、少し煮ます。
カニは蒸して火が通っているので、味がからんだら水とき片栗粉をまわして仕上がり。
いつものように何か色をきれいにしたいと考えてたら、ビニールのトンネルでひと冬育てたほうれん草がちょうど食べごろでした。ひと束抜いてきて、さっと炒め、カニの下に敷いたら完成で−す。こんなおかずのときには、やっぱりこれがなくては、とちょっとがんばってマントウまで作って、ワインのほうも甲殻類によく合うという、ちょっぴり泡のロゼです。
ドウチとニンニクという、かなりクセものどうしの組み合わせが、これもクセの強いワタリガニとで、クセを消しあってというのか、おもしろくておいしいひと皿になりました。ドウチソースが濃い味のものなので、味つけのないマントウや、さっぱりしたお野菜がちょうどいいおかずです。
by sesenta
| 2015-03-07 23:22
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Comments(7)
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msreiko at 2015-03-08 06:38
「sesentaさん、cincoさん、おはようございます」
寝ぼけ眼でPC見ていると、目の醒めるようなお料理。
「ワタリガニのドウチソース炒め」、ワタリガニもドウチも手にしたことがなく、、、、感嘆!!
中華料理やさんのひと皿のようです。
マントウもフワフワ!!
本当に、美味しそう!!
ワインのラベルまでエビで、sesentaさんのセレクトも素晴らしい!!
朝から、いいものを見せて貰いました。
私も、頑張らなくちゃ!!^^
寝ぼけ眼でPC見ていると、目の醒めるようなお料理。
「ワタリガニのドウチソース炒め」、ワタリガニもドウチも手にしたことがなく、、、、感嘆!!
中華料理やさんのひと皿のようです。
マントウもフワフワ!!
本当に、美味しそう!!
ワインのラベルまでエビで、sesentaさんのセレクトも素晴らしい!!
朝から、いいものを見せて貰いました。
私も、頑張らなくちゃ!!^^
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ちゅら♡
at 2015-03-08 08:47
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コメントはご無沙汰ですが、毎回楽しみに読ませてもらっています♡
お、お、おいしそう!!
ヨダレが…(笑)
このスパークリングロゼも♡
今度バーベキューで甲殻類を焼いて、こちらのワインをお供にしようかと思います!
いつも素敵なブログありがとうございます♡
お、お、おいしそう!!
ヨダレが…(笑)
このスパークリングロゼも♡
今度バーベキューで甲殻類を焼いて、こちらのワインをお供にしようかと思います!
いつも素敵なブログありがとうございます♡
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tomoko
at 2015-03-08 09:05
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何時も感心して読ませていただいています。玄人はだしの腕前、此れから楽しみに立ち寄らせていただきます。
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tawaraboshi
at 2015-03-08 09:33
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schatz
at 2015-03-08 10:42
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ワタリガニ、美味しそうです~
レストランでは上品にフォークで食べるだけだけど、本当は手掴みで殻をしゃぶりたいな~といつも悔しい思い。おうちレストランならばそれもOKですね!
レストランでは上品にフォークで食べるだけだけど、本当は手掴みで殻をしゃぶりたいな~といつも悔しい思い。おうちレストランならばそれもOKですね!
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mory_and_meg at 2015-03-08 11:40
我が家の近くの有名な本屋さんも数ヶ月先に撤退と、先日ネットニュースに出ていて、本当に寂しい限りです。
本(屋)好きというのは、本屋さんならどこでもというわけでなく、ここの本屋さんのセレクトが好きってありますよね。
cincoさんの今日のお料理、すごくエネルギーが伝わってきます!ワタリガニをお料理されるなんて、凄い!
「食べることは生きること」ですね。
本(屋)好きというのは、本屋さんならどこでもというわけでなく、ここの本屋さんのセレクトが好きってありますよね。
cincoさんの今日のお料理、すごくエネルギーが伝わってきます!ワタリガニをお料理されるなんて、凄い!
「食べることは生きること」ですね。
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ソレイユ
at 2015-03-09 10:51
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私もワタリガニの辛み炒めを作ろうと思ったところ,その一度揚げるところに負けて
結局ニラやネギ・お豆腐をいっぱい入れて,ワタリガニのキムチチゲになりました ^^;
揚げなくても,こんなに美味しそうに出来るのですね♪
結局ニラやネギ・お豆腐をいっぱい入れて,ワタリガニのキムチチゲになりました ^^;
揚げなくても,こんなに美味しそうに出来るのですね♪