2016年 10月 26日
穫り入れのころ |
ことしぶん最後の、11-12月のカレンダーができましたので、こちらからお届けいたします。気候不順の多かったことしも、のこり2ヵ月、暦のすすむ早さにびっくりです。
絵柄は稲の刈り入れ。「ちょっと時期が遅くないですか」といったら、作者の記憶では、小学生のころ稲刈りは11月だったといってます。そういえばいまの「勤労感謝の日(11/23)」はその昔、お初穂を神様に供える「新嘗祭(にいなめさい)」という祝日だったのを思い出しました。
このごろでは早い地方では、まだ暑い盛りの8月に穫り入れのたよりが届き、9月には「新米」がネットのお店にも並びます。稲の開花期が台風に当たるのを避けるためであったり、早穫りできる品種を選ぶためだったりと、いろんな事情で年々早まって来たのだとか。
以前も書きましたように、外地から引き揚げてきた後、兵庫の母方の実家にご厄介になっていたというsesentaが、そこでの1年足らずの間、体験した農村の暮しをときどき思い出しては懐かしそうに話をします。
初夏の田植えの時期と稲刈りの秋には、それぞれ1週間ほどの「農繁期休み」、でも遊べる「休み」ではなくて、小学生でもちゃんと労働力として一人前に農作業を手伝うための期間だったのだそうです。
sesentaがお世話になっていた伯父さんのところでも、専業農家ではなかったものの、自宅用のお米づくりに中庭に足踏み式の稲扱き機をすえて、干した稲束から穂の部分を集めていたという、この絵がその場面。
今のコンバインという、刈り取りながらすぐ籾になっていくのからみるといかにも70年も前のようす。稲架でゆっくりお陽さまにあたったお米は、きっとおいしかったことでしょう。
そんな昔ばなしを二人でしながら、さてこんな話に似合うメニューはと考えて、10/14の話に出ました首藤夏世さんの同じ切り抜き記事の中からミョウガの押しずしをつくってみました。
もうこれが終わりの、庭のミョウガを甘酢につけて用意。押しずしの具は、水をよく切ったもめん豆腐とツナ缶、玉子をボウルにほぐして混ぜます。これを汁気を切り、中華鍋に油を熱してよく炒めて、砂糖としょうゆ少々で調味してそぼろに。
お米ともち米を半々にしてごはんを炊き、うす味の酢飯にしておきます。小さな押しずしの型にごはん・そぼろ・ミョウガの順に入れ、最後にごはんを入れてしっかり押して抜きます。
小さい押し型なのでお米2カップ分にもならなくて形がきまりませんけど、お豆腐とツナ、玉子、ミョウガの味の組み合わせで、お米のおいしさのよく分かる、季節のごはんになりました。
絵柄は稲の刈り入れ。「ちょっと時期が遅くないですか」といったら、作者の記憶では、小学生のころ稲刈りは11月だったといってます。そういえばいまの「勤労感謝の日(11/23)」はその昔、お初穂を神様に供える「新嘗祭(にいなめさい)」という祝日だったのを思い出しました。
このごろでは早い地方では、まだ暑い盛りの8月に穫り入れのたよりが届き、9月には「新米」がネットのお店にも並びます。稲の開花期が台風に当たるのを避けるためであったり、早穫りできる品種を選ぶためだったりと、いろんな事情で年々早まって来たのだとか。
以前も書きましたように、外地から引き揚げてきた後、兵庫の母方の実家にご厄介になっていたというsesentaが、そこでの1年足らずの間、体験した農村の暮しをときどき思い出しては懐かしそうに話をします。
初夏の田植えの時期と稲刈りの秋には、それぞれ1週間ほどの「農繁期休み」、でも遊べる「休み」ではなくて、小学生でもちゃんと労働力として一人前に農作業を手伝うための期間だったのだそうです。
sesentaがお世話になっていた伯父さんのところでも、専業農家ではなかったものの、自宅用のお米づくりに中庭に足踏み式の稲扱き機をすえて、干した稲束から穂の部分を集めていたという、この絵がその場面。
今のコンバインという、刈り取りながらすぐ籾になっていくのからみるといかにも70年も前のようす。稲架でゆっくりお陽さまにあたったお米は、きっとおいしかったことでしょう。
そんな昔ばなしを二人でしながら、さてこんな話に似合うメニューはと考えて、10/14の話に出ました首藤夏世さんの同じ切り抜き記事の中からミョウガの押しずしをつくってみました。
もうこれが終わりの、庭のミョウガを甘酢につけて用意。押しずしの具は、水をよく切ったもめん豆腐とツナ缶、玉子をボウルにほぐして混ぜます。これを汁気を切り、中華鍋に油を熱してよく炒めて、砂糖としょうゆ少々で調味してそぼろに。
お米ともち米を半々にしてごはんを炊き、うす味の酢飯にしておきます。小さな押しずしの型にごはん・そぼろ・ミョウガの順に入れ、最後にごはんを入れてしっかり押して抜きます。
小さい押し型なのでお米2カップ分にもならなくて形がきまりませんけど、お豆腐とツナ、玉子、ミョウガの味の組み合わせで、お米のおいしさのよく分かる、季節のごはんになりました。
by sesenta
| 2016-10-26 08:36
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Comments(7)
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くるくるくっきー
at 2016-10-26 09:47
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今月も素敵なイラストをありがとうございます。
なんだか時間がゆっくり流れているような、
実家の風景を思い出したような、
幸せな気分になりました!
最近は時間があっという間に過ぎ、
いろんなことを見落としている気がしています。
cincoさんのお料理みたいに、もっと丁寧に生きたいな~。
なんだか時間がゆっくり流れているような、
実家の風景を思い出したような、
幸せな気分になりました!
最近は時間があっという間に過ぎ、
いろんなことを見落としている気がしています。
cincoさんのお料理みたいに、もっと丁寧に生きたいな~。
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tamanohaha
at 2016-10-26 16:30
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時々お邪魔しています。いつもアイディアいっぱいのお料理に魅せられていはず。
今日の押し寿司明日にでも作ってみます。同じように出来るか不安ですが。
今日の押し寿司明日にでも作ってみます。同じように出来るか不安ですが。
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skyhigh555
at 2016-10-26 19:07
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ソレイユ
at 2016-10-26 20:32
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msreiko at 2016-10-27 06:55
「sesentaさん、cincoさん、おはようございます」
もうすぐ11月、今年も超特急で過ぎていきます。
カレンダー、拝借いたします。
sesentaさんにかかると、家族総出の農作業はほのぼのした懐かしい景色になりますね。
こちらの押し寿司、とても気になります。煎り豆腐を挟む感じですね?サッパリとして、美味しそう!!試してみたいです。
寒暖の差が激しい昨今、どうぞご自愛くださいませ。
もうすぐ11月、今年も超特急で過ぎていきます。
カレンダー、拝借いたします。
sesentaさんにかかると、家族総出の農作業はほのぼのした懐かしい景色になりますね。
こちらの押し寿司、とても気になります。煎り豆腐を挟む感じですね?サッパリとして、美味しそう!!試してみたいです。
寒暖の差が激しい昨今、どうぞご自愛くださいませ。
母の実家は農家で、たしかにこの「稲こき」の器械が納屋にありました。
実際に使われてはいなかったと思いますが、使い方を見せてもらった覚えがあります。
老いも若きも子どもも、それぞれにしごとを持って同じ秋の日ざしの中で働く。
いい光景ですね。
ヤカンに入ったお茶と、小昼のおむすびがおいしそうです。
先日教えていただいたローズマリーと焼きリンゴ、真似してみました。
おいしかったです!
実際に使われてはいなかったと思いますが、使い方を見せてもらった覚えがあります。
老いも若きも子どもも、それぞれにしごとを持って同じ秋の日ざしの中で働く。
いい光景ですね。
ヤカンに入ったお茶と、小昼のおむすびがおいしそうです。
先日教えていただいたローズマリーと焼きリンゴ、真似してみました。
おいしかったです!
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kazewokitte at 2016-10-28 23:36
夫の実家は、義母を中心に米を作っていました。兄と夫は高校生まで季節ごとの農作業を手伝ったそうです。同学年なのに、子供じみた生活を送っていた私は、その1点で夫を尊敬しました。昔は、子どもも一人前の働き手として頼られていたのですね。