カシューナッツのスパイシーフライ

昨日の、ナスのお料理を作っていて思い出したものがあります。このカナダのお客さまがなによりお好きだったもの、カシューナッツのフライ。いつも、お約束の時間をちょうど10分過ぎた頃くらいに、タイミングをはかるようにご到着。こちらが直前まで大わらわなのをお見通しみたいでした。このカシューナッツをテーブルにお出ししておくと、とても楽しそうに口に運びながら、お会いするまでの出来ごとをいろいろ話して下さったものでした。

このカシューナッツには、揚げかたにちょっとコツがあるのです。サラダ油を入れた天ぷら鍋(できれぱ小さめで厚めの、急に温度の上がり過ぎないもの)に、火をつけると同時くらい、温度の低いうちからカシューナッツを入れて、油の中でかき回しながら揚げます。ナッツ自体に脂があって、すぐに焦げてしまうので、油温が上がって、色が変わって来たな、というタイミングで、あみ杓子で上げてキッチンペーパーなどに広げ、油を切ります。そうこうしているうちにも余熱でどんどん色が変わるので、急いで急いで。

カラッとしたら、深めの皿に入れ、熱いうちにガラムマサラと塩をふっておきます。
メインディッシュが出るまでの、おしゃべりのおともに。ウィスキーやビールにもとてもいいと思います。ガラムマサラは、コリアンダーやクミン、クローブなどのミックスパイスですが、スパイスティーに使うティーマサラを使ってもいいですね。