雪です

昨夜、ふとんに入るまではそんな気配もなかったのに、朝めざめたら窓の外はいちめんの雪景色。こんなに積もったのは、この冬はじめてです。

朝刊を見ると、日本海側ではまたたいへんな雪のようで、ご苦労も多いことと存じます。どうぞ大きな事故などがありませんように。

家のまわりだけを歩いてみても、積雪およそ5cm、少し深いところでも7〜8cmというところですから、雪国の方には笑われてしまうほどの雪ですけど、通る車は最徐行。

ゴロすけとベラちゃんはさすがワンコで、この雪に大よろこび。2匹でころげまわって雪だらけです。一方、ニャンコのチビちゃんのほうは、朝日の入る東の2階に陣どって、雪見です。

つい目の下の、この間まで広い竹やぶだったところが、造成に入って竹林を切り払ったので、はるか遠景の山がよく見えるようになりました。

もともと赤っぽい土の土地で、やぶを拓いたときにはちょっと西部劇の舞台を思わせるワイルドな感じでしたけど、きょうはそれが白一色のなだらかな起伏に変わって、たとえいっときでも、心の休まる景色になっています。

手足が冷えてしまったので、朝ごはんにはストーブにかけてあったいつものとりガラスープで、ネギとジャガイモとオートミールを入れて煮た、寒い朝のためのスープです。

とりガラのおかげで、ほとんど味をつけなくてもコクのあるスープが食べられて、指の先まで温まります。

この雪でどうかと心配していた土曜日のお魚やさんのトラックが、時間どおりにぶじ到着で、いつものお買いものメンバーさんの顔もそろいました。私のもらったぶんのチョコレートを出して、お魚の品定めをしながらのティータイムもなかなか楽しいのです。

きょうのうちの買いものは、とてもおトクな、まださかんに動いている山陰の松葉ガニをひとつ、はりこみました。

ハサミではさまれそうになるのを、sesentaにたのんで大鍋に入れてもらい、真っ赤に茹で上がり。まだ雪の消えないうちに、湯気のたつカニにむしゃぶりついて、きょうは家に居ながらにして「山陰の温泉宿」の気分になりました。

カニの写真を撮り忘れたので、代わりに，しばらくお目見えしていなかったチビ，ゴロ、ベラがごきげんを伺って、きょうはさしづめ「雪の特番」といったところです。