2012年 05月 18日
ちりめん山椒 |
晴れの日があると、5月はなにかとちょっと忙しくなります。
そのひとつが山椒の実採り。ついひと月ほどまえに木の芽を摘んで、そのあと小さな花がたくさんついたのを見たばかりでしたのに、房になった実が、もうこんなに大きくなりました。
とにかく、ここはもとが痩せた土というのか、砥の粉にするような土くればかりの土地でしたから、畑にしても農作物のできはあまり望めませんでした。
そんな土質が合っているらしい植物だけは、好んで住みついてくれて、山椒の木もその仲間です。
自分たちでは、苗を植えた覚えなどさらさらないのに、きっとトリさんたちが運んでくれたのでしょう、気がつくとここにも、あそこにもという間近に芽を出したのが、けっこう立派に育っています。
山椒の苗が欲しいとおっしゃる方があると「いくらでもどうぞ」とお持ち帰りいただくのですけど、やっぱり枯れてしまったと聞くことも多くて、けっこう土地との相性があるもののようです。
ここ数日、ひまをみてはそんな庭のすみの、山椒の茂みに二人で頭をつっこんで、作業してました。
トゲが多くて、外でこまかい仕事をしていられないので、ざっと摘んだのを200g,300gと袋につめては、お向かいの皆さんにもらっていただきます。
うち用にのこったひと袋は、とりあえず何にでも使えるように、うす味をつけて保存。
山椒の実はじくを大まかにとり、ざぶっと洗ったあと水を切って、ひたひたくらいのうす口しょうゆでひと煮たちし、しばらく浸けておいてから、しょうゆを切って、冷蔵庫へ。
これを使って、せっかくなので京名物のまねごとをちょっと。鍋でちりめんじゃこを炒り,上の山椒を加えて炒っていちど引き上げておきます。鍋にみりん、酒,しょうゆを入れて煮立て,じゃこと山椒をもどして、からめてでき上がり。
ほんものの京都の「ちりめん山椒」といえば、もちろんこんな簡単ではなく、じっくり炊き上げるもののはずですけど、ちりめんじゃこそのものの塩分のことも考えて、うち流におしょうゆもほんのちょっぴりの作り方で、こんな仕上げになりました。
ひとつひとつ実のじくを取るテマしごとは省いたので、「食べる人が気をつけて」という手ヌキぶりで、まあこれがわが家の「ちりめん山椒」。さっぱりとかるい味わいでめずらしくお代わりもして、ワンコと残りごはんの取り合いになりそうでした。
そのひとつが山椒の実採り。ついひと月ほどまえに木の芽を摘んで、そのあと小さな花がたくさんついたのを見たばかりでしたのに、房になった実が、もうこんなに大きくなりました。

そんな土質が合っているらしい植物だけは、好んで住みついてくれて、山椒の木もその仲間です。
自分たちでは、苗を植えた覚えなどさらさらないのに、きっとトリさんたちが運んでくれたのでしょう、気がつくとここにも、あそこにもという間近に芽を出したのが、けっこう立派に育っています。
山椒の苗が欲しいとおっしゃる方があると「いくらでもどうぞ」とお持ち帰りいただくのですけど、やっぱり枯れてしまったと聞くことも多くて、けっこう土地との相性があるもののようです。
ここ数日、ひまをみてはそんな庭のすみの、山椒の茂みに二人で頭をつっこんで、作業してました。
トゲが多くて、外でこまかい仕事をしていられないので、ざっと摘んだのを200g,300gと袋につめては、お向かいの皆さんにもらっていただきます。
うち用にのこったひと袋は、とりあえず何にでも使えるように、うす味をつけて保存。
山椒の実はじくを大まかにとり、ざぶっと洗ったあと水を切って、ひたひたくらいのうす口しょうゆでひと煮たちし、しばらく浸けておいてから、しょうゆを切って、冷蔵庫へ。
これを使って、せっかくなので京名物のまねごとをちょっと。鍋でちりめんじゃこを炒り,上の山椒を加えて炒っていちど引き上げておきます。鍋にみりん、酒,しょうゆを入れて煮立て,じゃこと山椒をもどして、からめてでき上がり。
ほんものの京都の「ちりめん山椒」といえば、もちろんこんな簡単ではなく、じっくり炊き上げるもののはずですけど、ちりめんじゃこそのものの塩分のことも考えて、うち流におしょうゆもほんのちょっぴりの作り方で、こんな仕上げになりました。
ひとつひとつ実のじくを取るテマしごとは省いたので、「食べる人が気をつけて」という手ヌキぶりで、まあこれがわが家の「ちりめん山椒」。さっぱりとかるい味わいでめずらしくお代わりもして、ワンコと残りごはんの取り合いになりそうでした。
by sesenta
| 2012-05-18 21:07
| 保存?食
|
Comments(12)
こんなに簡単にちりめん山椒ができるなんて・・・
ちょっとびっくりです。
山椒の緑が残っていて、目にもさわやかですね。
ちょっとびっくりです。
山椒の緑が残っていて、目にもさわやかですね。
0
うらやましすぎる(T_T) by海町
初めまして♪と言ってもいつも楽しみにお邪魔しております(#^.^#)
山椒は何度植えても枯れてしまうばかりで、、やはり相性があったんですね。去年またまた植えてタケノコの煮つけに使ったら一度で済んでしまいました。これでも花が咲くのでしょうか??
たぶん今年はちりめん山椒は無理でしょうけれど、来年こそと願っています。
山椒は何度植えても枯れてしまうばかりで、、やはり相性があったんですね。去年またまた植えてタケノコの煮つけに使ったら一度で済んでしまいました。これでも花が咲くのでしょうか??
たぶん今年はちりめん山椒は無理でしょうけれど、来年こそと願っています。

うらやましいです。あんなに実がつくのですね、そんな光景今まで一度も目にしていません。それにちりめん山椒はが、美味しそううらやましい限りです。
はじめまして、ぷらむ。と申します。
我家にも注文した実山椒が来週届く予定でとても楽しみです。
ご自宅で収獲とは本当に羨ましい限りです。
「リンクフリー」とのことですのでリンクさせていただきました。
我家にも注文した実山椒が来週届く予定でとても楽しみです。
ご自宅で収獲とは本当に羨ましい限りです。
「リンクフリー」とのことですのでリンクさせていただきました。

素晴らしく鮮やかな緑ですね!初夏を感じます。山椒とはこんなに綺麗な物なのですね。ちりめん山椒も気になります。食べたこともなく想像がつきませんが、贅沢なちりめんジャコといった感じなのでしょうか。ご夫婦二人で話ながらされるのでしょうね。何とも和やかです。
ちりめん山椒、美味しいですよね。とってもシンプルですが、
ご飯によく合います。春というと、皆さん寒かった冬が終わり、
ほっとする方が多いですが、私は花粉症の鼻づまりだとか、
春夏は体調がすぐれないことが多く、これからの季節は、へこみます。
でも毎日、二度と戻らない日々を暮らしているので、
少しでも笑っていられるよう、心掛けています。
ご飯によく合います。春というと、皆さん寒かった冬が終わり、
ほっとする方が多いですが、私は花粉症の鼻づまりだとか、
春夏は体調がすぐれないことが多く、これからの季節は、へこみます。
でも毎日、二度と戻らない日々を暮らしているので、
少しでも笑っていられるよう、心掛けています。
岩手はまだ花山椒ですが、それで佃煮を作っていまから、ちりめんじゃこで、真似ッコしてみます~いつも素敵なアイディアありがとうございます(^-^)y

やっぱりそうですよね。山椒はどうも土地との相性があるようで、我が家の土では育ちません(><)もっぱら買ってきて、冷凍保存して使っています。先日、叔母から手作りのちりめん山椒が届きました。こういうのがサラッと作れる人になりたいです♪


京都のお土産に頂くちりめん山椒は大好きですが、手間をかけて手作りなさるなんて最高です。近くに山椒の佃煮を手作りして売ってるおばあさんがいらしたのですけど、店をたたまれました。
鳥さんのプレゼントもこんなに生かされて、cincoさんの世界は別世界のおとぎ話のよう。。。素晴らしい!!
鳥さんのプレゼントもこんなに生かされて、cincoさんの世界は別世界のおとぎ話のよう。。。素晴らしい!!

飴炊きふうのや佃煮っぽいのはあまり好きではないのですが、
こういうさらりとしたのは、いくらでもご飯が進みますね。(お酒も)。
我が家の山椒も、実生から育ったものですが、たわわに実をつけてくれます。
今年も、そろそろ収穫期です。
蛇足ながら、山椒が若木のうちに枯れてしまうのは、土の相性もあるかもしれませんが、
アゲハの子に、葉や樹皮を食べつくされてしまうケースも多いように思います。
実生から3年もすれば、木も大きくなり、葉の数も増えますから、
少々アゲハにたかられても大丈夫になるのですが、
それまでは、近くに大きな山椒の木を見つけておいて、幼虫を「疎開」させるといいと思います。
(芋虫毛虫にはさわれない!という方は、ネットをかけて保護するとか。)
若木のうちは、とくに誘引物質がさかんに出ているのでしょうか、
アゲハの母親が、あとの我が子の食糧難も考えずに卵を生みつけてしまうもののようです。
こういうさらりとしたのは、いくらでもご飯が進みますね。(お酒も)。
我が家の山椒も、実生から育ったものですが、たわわに実をつけてくれます。
今年も、そろそろ収穫期です。
蛇足ながら、山椒が若木のうちに枯れてしまうのは、土の相性もあるかもしれませんが、
アゲハの子に、葉や樹皮を食べつくされてしまうケースも多いように思います。
実生から3年もすれば、木も大きくなり、葉の数も増えますから、
少々アゲハにたかられても大丈夫になるのですが、
それまでは、近くに大きな山椒の木を見つけておいて、幼虫を「疎開」させるといいと思います。
(芋虫毛虫にはさわれない!という方は、ネットをかけて保護するとか。)
若木のうちは、とくに誘引物質がさかんに出ているのでしょうか、
アゲハの母親が、あとの我が子の食糧難も考えずに卵を生みつけてしまうもののようです。