2014年 09月 15日
ミョウガの梅酢漬け |
前回、うちの新ショウガを見ていただいたので、きょうはミョウガのおはなし。
はっきりと意図して作りはじめたショウガと違い、こちらのほうは由来がよく分からないのですけど、ここに移り住んで間もない頃のこと。林の中で見つけた草をなぜかミョウガとかたく信じて大切に育てていたら、土地の農家のお年寄りに、これは似て非なるヤブミョウガというものと教えられました。
その後、本物のミョウガの苗を下さった方があって、育ってみるとたしかに違う姿です。このミョウガ、うちの庭を気に入ってくれたのはいいのですけど、土の中に地下茎を伸ばして、ほかの作物の領分にどんどん入り込んでしまいます。
「君たちはここまで」と、まわりをレンガで囲って、根の進出をせき止めてン十年、ときどき株もとにできるミョウガを見つけてはお味噌汁の実にするくらいで過ぎていたのが、この何年か、夏のまえにまわりの草を抜いて土をほぐし、風通しをよくしてやっただけで、けっこうぴょこぴょことミョウガが顔をのぞかせるようになりました。
そう大した量ではないものの、一度に20コくらいは、それも丸まると太ったのが収穫できるので、私のオママゴトの相手にはじゅうぶんです。
まずひと皮むいて洗い、煮立ったお湯で約1分茹でて、ざるに上げ水気を切る。平たい器に食酢と砂糖を混ぜておき、茹でたミョウガの熱いうちに入れて、冷めるまで1時間おいてザルにあけ、つけ酢を切ります。
密閉容器にミョウガを入れて、梅酢を注ぎ入れると、表皮が紅色に変わってくるのですけど、ここしばらく梅干しを作っていないため梅酢がなくて、やれ困った。台所の奥をさんざ探したら、あやしいビンを見つけました。もしかしてと舐めてみたら、梅の味。判読したラベルの文字は1995年作の白梅酢です。
塩がずいぶんまーるくなっているものの、傷んだ気配はなくて梅の殺菌力にあらためておどろきながら、これを密閉ビンに入れたミョウガの上に注いで、漬けました。(このミョウガ漬けの作り方は、1991年版の「村上昭子の漬物じょうず」-NHKきょうの料理シリーズ-がお手本です)
さて、これを使っての献立はというと、例の「ふだんずし」。干しシイタケ、ヒジキ、切り干し大根と油揚げをちょっと濃いめの味に煮ておき、炊きたてごはんの酢飯にまぜて、そこにきざんだ梅酢漬けミョウガを混ぜこんだ、ミョウガバージョンです。
朝晩少し冷え込んだり、かと思えば日中動くと汗ばむ陽気のこんな日に、ひなびた酸っぱさのこんな味からは、いい「酢タミナ」をもらえる気がします。
はっきりと意図して作りはじめたショウガと違い、こちらのほうは由来がよく分からないのですけど、ここに移り住んで間もない頃のこと。林の中で見つけた草をなぜかミョウガとかたく信じて大切に育てていたら、土地の農家のお年寄りに、これは似て非なるヤブミョウガというものと教えられました。

「君たちはここまで」と、まわりをレンガで囲って、根の進出をせき止めてン十年、ときどき株もとにできるミョウガを見つけてはお味噌汁の実にするくらいで過ぎていたのが、この何年か、夏のまえにまわりの草を抜いて土をほぐし、風通しをよくしてやっただけで、けっこうぴょこぴょことミョウガが顔をのぞかせるようになりました。
そう大した量ではないものの、一度に20コくらいは、それも丸まると太ったのが収穫できるので、私のオママゴトの相手にはじゅうぶんです。
まずひと皮むいて洗い、煮立ったお湯で約1分茹でて、ざるに上げ水気を切る。平たい器に食酢と砂糖を混ぜておき、茹でたミョウガの熱いうちに入れて、冷めるまで1時間おいてザルにあけ、つけ酢を切ります。
密閉容器にミョウガを入れて、梅酢を注ぎ入れると、表皮が紅色に変わってくるのですけど、ここしばらく梅干しを作っていないため梅酢がなくて、やれ困った。台所の奥をさんざ探したら、あやしいビンを見つけました。もしかしてと舐めてみたら、梅の味。判読したラベルの文字は1995年作の白梅酢です。
塩がずいぶんまーるくなっているものの、傷んだ気配はなくて梅の殺菌力にあらためておどろきながら、これを密閉ビンに入れたミョウガの上に注いで、漬けました。(このミョウガ漬けの作り方は、1991年版の「村上昭子の漬物じょうず」-NHKきょうの料理シリーズ-がお手本です)
さて、これを使っての献立はというと、例の「ふだんずし」。干しシイタケ、ヒジキ、切り干し大根と油揚げをちょっと濃いめの味に煮ておき、炊きたてごはんの酢飯にまぜて、そこにきざんだ梅酢漬けミョウガを混ぜこんだ、ミョウガバージョンです。
朝晩少し冷え込んだり、かと思えば日中動くと汗ばむ陽気のこんな日に、ひなびた酸っぱさのこんな味からは、いい「酢タミナ」をもらえる気がします。
by sesenta
| 2014-09-15 20:57
|
Comments(11)
ミョウガ…梅酢はないのですが
真似て作ってみます(o^^o)
ミョウガは、地下茎だったんですね!
どんな風になるのか、まだ見たコトが
なぃのです。
勉強になりました。
ありがとうございます。
秋になり、少し肌寒くなってきました。
お身体大事にしてください(o^^o)
真似て作ってみます(o^^o)
ミョウガは、地下茎だったんですね!
どんな風になるのか、まだ見たコトが
なぃのです。
勉強になりました。
ありがとうございます。
秋になり、少し肌寒くなってきました。
お身体大事にしてください(o^^o)
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ミョウガ探しは さながら宝探しのようで 葉をかき分け一生懸命探した子供のころを思い出します。
酢タミナって 上手いですね~^^
確かに暑いときは お酢が一役かってくれます。
この夏 シバ漬け(ナスと赤ジソのみのものです)を初めて漬けました。
残りの赤ジソを瓶に入れ お酢につけておいてあるので ミョウガ さっそく漬けてみようと思います。
わたしもおままごと 楽しみます。
酢タミナって 上手いですね~^^
確かに暑いときは お酢が一役かってくれます。
この夏 シバ漬け(ナスと赤ジソのみのものです)を初めて漬けました。
残りの赤ジソを瓶に入れ お酢につけておいてあるので ミョウガ さっそく漬けてみようと思います。
わたしもおままごと 楽しみます。

ミョウガの梅酢漬け、本当に酢タミナ源ですね。「ふだんずし」も美味しそうです^^。

ころっころのぷっくりに育ったミョウガ…立派ですね(≧∇≦)
漬けた色も、お料理にミョウガを使う楽しみですね(^-^)
漬けた色も、お料理にミョウガを使う楽しみですね(^-^)
「sesentaさん、cincoさん、おはようございます」
ショウガに続きミョウガ、いい運びですね?
ミョウガに変わるものはないですね?
調理方法も、いつもわかりやすくて有り難いです。
産直市場にでも出ていたら、漬けてみたいと思います。
「酢タミナ」、私にも必要だと思われ、、、。
ショウガに続きミョウガ、いい運びですね?
ミョウガに変わるものはないですね?
調理方法も、いつもわかりやすくて有り難いです。
産直市場にでも出ていたら、漬けてみたいと思います。
「酢タミナ」、私にも必要だと思われ、、、。
おはようございます
ミョウガ、大好きです。今年の夏も そうめんのトッピング
お味噌汁の具に多すぎる量を乗せて
家族に嫌がられました。
昔は 「たくさん食べると 物忘れをするよ」と言われました。
ぷっくり太ったミョウガを見るとどうしても
虫のケラを連想してしまいます・・。
ミョウガ、大好きです。今年の夏も そうめんのトッピング
お味噌汁の具に多すぎる量を乗せて
家族に嫌がられました。
昔は 「たくさん食べると 物忘れをするよ」と言われました。
ぷっくり太ったミョウガを見るとどうしても
虫のケラを連想してしまいます・・。

ブログを見てあッ、と思い出しました。エプロンのポッケにうちの貴重なみょうが、2個入れてたこと。食べる前からこの物忘れ(笑)今年は日除けと落ち葉のお陰で元気に育ちました。落ち葉をかき分けかき分け探すのも楽しいものですね。それとみょうがの葉をカットしてきてはオニギリを盛り付けるのに幾度も使用。オニギリがそれはそれは、美味しくみえました。!!
初めて植えた生姜も順調に育ちそれを観察して楽しんでるのは、私より夫のほうでして、ちょこっと掘っていい?と毎日聞いてきます。いいとも(もう古い感アリ、、、)とはまだ言えないです。(笑)
初めて植えた生姜も順調に育ちそれを観察して楽しんでるのは、私より夫のほうでして、ちょこっと掘っていい?と毎日聞いてきます。いいとも(もう古い感アリ、、、)とはまだ言えないです。(笑)

小さく刻んで ご飯に乗せると美味しいですね
ミョウガって不思議ですねえ 栄養はあるのか 解かりませんけど 存在感はありますね
ミョウガって不思議ですねえ 栄養はあるのか 解かりませんけど 存在感はありますね

農家の方がおっしゃてましたが、茗荷は佃煮にすると美味しいらしいです。
甘辛く煮て鰹節をまぶすんだとか。
佃煮にするほど買うとお財布が悲鳴をあげますので、試したことはないんですが。
想像するに大変美味しそうです(^O^)♪
甘辛く煮て鰹節をまぶすんだとか。
佃煮にするほど買うとお財布が悲鳴をあげますので、試したことはないんですが。
想像するに大変美味しそうです(^O^)♪