2014年 10月 26日
カマスのフライときのこごはん |
朝夕の冷え込みが感じられるようになると、いよいよ秋の観光シーズンのラッシュが始まる京都です。通院でお世話になるタクシーの運転手さんも「もう、この時期の東山通りはできるだけ近づきまへんね。あの中に入ってしもたら、どないもならしまへん」と、これも毎年のこと。
そんな、東山五条界隈の絵が、11〜12月のカレンダーになりました。今月もこちらに置きましたので、お気に召しましたらどうぞお持ち下さいますように。
前回のと同様、数十年前sesentaの描きました3枚の、のこり一点で、前回ここちゃん様が「踏み切りのコチンコチンという音が聞こえて‥」と書いて下さっていた踏み切りが、まさにこれです。
当時、三条始発だった京阪電車が、ずっと七条まで鴨川沿いを走って、ほんとうに京都らしい風景の中の線路でした。(カレンダーの画面は、絵の上下を切っていますので、今回も全体の画像をこちらに置きました)
それが、五条通の交通量がどんどん増えて、踏み切りの遮断機がおりるたびに、ながい渋滞が起きていました。
東山五条といえば、西大谷さん(大谷本廟)のお膝元。大きなご法要があると、たすきをかけた地方からの信徒さんたちの団体がこんなふうに片側4車線の広い五条通を、「みんなで渡れば‥」なんていう風景もよくあって、それがこの絵になっています。
それも、この電車が出町柳始発になり、ずっと南まで地下線になって渋滞もなくなった代わり、往時の風情のようなものがだんだんになくなりました。
そんな場所で生まれ育った上の息子が、今もこの近くに住んでいて、この日はつれあいさんが、住まいのすぐ近くにある「幽霊子育て飴」というのを、おみやげに持ってきてくれました。
「日本むかしばなし」の中の一話で「町はずれの飴屋に、夜な夜な若い女の人が飴を買いに来る。不思議に思った飴屋があとをつけてみると、墓場で姿は消え、赤ん坊の泣き声が‥。調べれば墓の中に赤ん坊がいて、この子を身ごもったまま墓に入った母親が、買った飴を赤ん坊に与えていたという」そんな由来があるこの飴です。
話しじょうずのつれあいさんのおかげで、ちょっと背筋が寒くなったのでアツアツのカマスのフライにした、お昼ごはん。こんなときに、時季はずれの怪談ばなしになって、どうもすみません。
そんな、東山五条界隈の絵が、11〜12月のカレンダーになりました。今月もこちらに置きましたので、お気に召しましたらどうぞお持ち下さいますように。
前回のと同様、数十年前sesentaの描きました3枚の、のこり一点で、前回ここちゃん様が「踏み切りのコチンコチンという音が聞こえて‥」と書いて下さっていた踏み切りが、まさにこれです。
当時、三条始発だった京阪電車が、ずっと七条まで鴨川沿いを走って、ほんとうに京都らしい風景の中の線路でした。(カレンダーの画面は、絵の上下を切っていますので、今回も全体の画像をこちらに置きました)
それが、五条通の交通量がどんどん増えて、踏み切りの遮断機がおりるたびに、ながい渋滞が起きていました。
東山五条といえば、西大谷さん(大谷本廟)のお膝元。大きなご法要があると、たすきをかけた地方からの信徒さんたちの団体がこんなふうに片側4車線の広い五条通を、「みんなで渡れば‥」なんていう風景もよくあって、それがこの絵になっています。
それも、この電車が出町柳始発になり、ずっと南まで地下線になって渋滞もなくなった代わり、往時の風情のようなものがだんだんになくなりました。
そんな場所で生まれ育った上の息子が、今もこの近くに住んでいて、この日はつれあいさんが、住まいのすぐ近くにある「幽霊子育て飴」というのを、おみやげに持ってきてくれました。
「日本むかしばなし」の中の一話で「町はずれの飴屋に、夜な夜な若い女の人が飴を買いに来る。不思議に思った飴屋があとをつけてみると、墓場で姿は消え、赤ん坊の泣き声が‥。調べれば墓の中に赤ん坊がいて、この子を身ごもったまま墓に入った母親が、買った飴を赤ん坊に与えていたという」そんな由来があるこの飴です。
話しじょうずのつれあいさんのおかげで、ちょっと背筋が寒くなったのでアツアツのカマスのフライにした、お昼ごはん。こんなときに、時季はずれの怪談ばなしになって、どうもすみません。
by sesenta
| 2014-10-26 23:14
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Comments(5)
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ふじこ
at 2014-10-27 09:50
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ちょっとこわいお話ですね。この飴どんな味なのかなあ、食べてみたい、、、口の中がスーとするとか、、、(?)
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ソレイユ
at 2014-10-27 11:07
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msreiko at 2014-10-27 18:16
「sesentaさん、cincoさん、こんばんは」
早速、PCの壁紙にさせていただきました。
この電車、私も乗ったことがあります。
懐かしいです!!
「幽霊子育て飴」、初めて知りました。
お話も、怖くて、切ないですね。
子育て飴がストーリー仕立てになっていて、ショートサスペンスのようです。お上手!!
早速、PCの壁紙にさせていただきました。
この電車、私も乗ったことがあります。
懐かしいです!!
「幽霊子育て飴」、初めて知りました。
お話も、怖くて、切ないですね。
子育て飴がストーリー仕立てになっていて、ショートサスペンスのようです。お上手!!
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by
tawaraboshi
at 2014-10-27 19:12
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学生のころ、京都にはよく行きました。「子育て幽霊飴」、落語で似た話を聞いたことがあります。カマスのフライが美味しそう^^。
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mory_and_meg at 2014-10-28 19:16
いつものことながら、sensentaさんの描かれる絵、本当に良いですね♪