ミートローフ

69回めのバースデーには、皆さんからたくさんのお祝いメッセージをいただいて、忘れられない記念日になりました。ほんとにありがとうございました。

興奮のまだ冷めないうちに、やってきました、バンドの一連隊。11月3日から6日までの4ステージ、うちを根城にして関西一円を回ってのライブ。スカのバンドなので、その音楽どおり明るいメンバーばかりで私は大好きなんです。東京で一人暮らしのメンバーが多いので、こんなときにできるだけお野菜を食べてもらいたいなあ、とお台所でがんばります。

若い人には、やっぱりボリューム。月例のお肉やさんで仕入れた、いい牛ひき肉800gをはりこんでミートローフを焼きました。久しぶりなので、参考書を引っぱりだしました。昭和48年版の佐藤雅子さんの「私の洋風料理ノート」、昭和59年版の村上信夫シェフの「挽き肉料理」、それに小林カツ代さんまで登場。

まず、自家焼きパンのパン粉2カップに、たまご2コを入れてよく混ぜる(ここはカツ代流)。
玉ねぎ２コをきざみ、バターで炒めて冷ましておく。ここへウスターソースとケチャップ、ベーコン5〜6枚を刻んで入れ、ナツメグ、オレガノ、塩、コショウを加えてまぜる。(だんだんcinco流が出てくる)

全体量が1200gを超えてしまったので、火の通りをよくするために3つに分けてナマコ型にし、バターをチョンチョンとのっけてオーブンへ。160度くらいの低めの温度でまず４５分ほど焼き、(その間もちょこちょこのぞきながら)仕上げにもう10分ばかり追加して、焼き上がりました。
ケチャップはかけたくないので、すね肉料理のときと同じように蒸し煮にした玉ねぎを添えて、ソース代わりに。

いつもカロリーを気にしながらの料理なので、こんなときぐらいは若い人向きにうんとこってりと‥と思っても、もう拒絶反応が起きていつも以上に調味料が使えません。でも、みんなきれいにお腹に入れてくれました。お腹ごしらえができたら、今日は、これから名古屋だそうです。楽器ごと積み込んだワンボックスカーを見送って、sesentaの入れてくれたコーヒーを一杯。つかの間の休息が気持ちいい、きょうは温かい日になりました。