ご心配かけてすみません

前回、立春のご挨拶をしましたころから少し体調をくずして、ごく短期の入院をしていましたため、ずいぶんとご無沙汰をしてしまいましてすみません。

わけの知れないだるさで、こんなときの頼りにしているお薬でもおさまらなくて、いつもの病院の急患で診ていただきましたら、即入院となってカテーテルの検査。先生に診ていただいたことで安心したせいか、症状も落ち着いて都合３日ほどで帰ってまいりました。

なにしろ急なことで、本人はもとより入院の用意やら、留守宅ではワンニャンの世話やらでsesentaも大忙しで、病院への往復と病室への階段の昇り降りで膝を傷めてしまうなど、何やかやでブログの更新が停まってしまいまして、たいへんご心配をおかけしました。どうぞお許しください。

帰りましてから、とにかくこんなにご心配をかけて皆さまにご報告の食卓を作らなくてはと考えて、できたのがやっぱりこんな餃子の画面です。

ちょうど何日か前に、小鳥社さんのツィッタ−で、載せて下さっていたのが、ちょうど1年前に(このときもペースメーカーの取り替えで入院したのでした)作った水餃子の記事でした。

餃子の中身を何にしようかと、しばらく放ったらかしの畑を見回って、12月に蒔いておいた小松菜がころ合いの大きさになっていました。ただ、食べものの乏しくなった鳥さんたちが葉先を啄んでしまって、寸詰まりですけど、茹でればやわらかくて色もきれいです。

ネギとニラを小松菜ときざんで豚肉と混ぜ、久しぶりに粉から捏ねた生地で、病み上がりながら水餃子のできあがり。皮を伸ばすのに最後はちょっと息切れして、sesentaにタッチしてもらいましたけど、やはり台所に立ってお料理できるのが何よりの体調のバロメーターで、これは私自身への快気祝いのようなもの。

退院してまいりましたら、ちょうどバレンタインの日。いつもの、sesentaのもとの会社の皆さんからお心尽くしのプレゼントが届いていて、ありがたいことに一度に心が晴れました。

入院した病室では、いつもどおりやさしい看護師さんが「お薬は自分で飲めますか」「トイレに行くのに付き添いが要りますか」と訊ねて下さって、「ああ、80才というのはこういう年なんだ」とナットクして、これから先しっかり自分を律して生きなくてはと思ったことでした。

皆さまのあたたかいお心づかいに、心からお礼を申し上げて、また元気にお台所でお話ができますよう、がんばりますのでどうぞよろしくお願いいたします。