あおやぎと菜の花のパスタ

気温が20℃を超えるのと同時に、世のなかはお花見ムードが満開ですけど、きのうはあいにくの本降りの雨で、それでも醍醐三宝院のあたりはけっこうな人出だったらしいと、これは買いものに出かけてくれたsesentaの情報でした。

うちの桜は、ちょっと出遅れて、いま八分咲き手前といったところ。満開には、もう1,2日でしょうか。

その代わりというか、温かいたっぷりの雨のおかげで、チューリップにサクラソウ、それに水菜の花もとりまぜて、花壇のほうはなかなかのにぎわいです。

今年のチューリップは、色も大きさも不ぞろいで、というのが、荷くずれでごっちゃになってしまった球根のバーゲンを見つけて買ったもので、ほんとにてんでんばらばら‥でも思い思いに咲いて楽しそうです。

この季節らしいパスタが食べたいなと思ってたら、こんないいものが手に入りました。むき身で、ボイルまでしてあるきれいな「あおやぎ」です。

どうして食べるか聞いたら、「やっぱりヌタやなあ」と言われたのに、作ったのはやっぱりパスタ。合わせるみどりのものは、畑からとってきたイタリアンパセリと菜の花です。

フライパンにオリーブ油とニンニクを熱して、茹でたスパゲティとあおやぎを入れてさっと炒め、きざんだパセリと菜の花を加えて合わせ、できあがり。

あおやぎもボイルしてあるので、合わせるだけのかんたん調理でごちそう。ふっくらやわらかでおいしく食べました。

この「あおやぎ」、殻がついてるときは「バカガイ」なんて呼ばれて、だれかがかわいそうに思ったのか「あおやぎ」という風雅な呼び名になってよかったね。

そういえば、これを買ったお店では「さくら貝」と言ってました。やはり、花の咲く、この時季のものなんですね。

きのう一晩中はげしく降っていた雨がやっと上がって、午後には晴れそう。これでうちの桜も「満開情報」が出せるもようです。