きょう満開、そして散り初め

花曇りというには、かなりあぶなっかしい空、なんとか花を散らす雨にはならないように、といのるように見上げていた数日。やっと満開になりました、うちの桜です。

こうして咲けば、桜のバックには青空よりも渋めのグレーが似合うなんて余裕でいたのが、昨夜半からの強風とはげしい雨で、もう一面に花びらが散り敷いてしまいました。

その昨日はまだ雨のくる前、上の息子カップルが、たのんだ買いものを届けに訪ねてくれたので、いっしょにお昼にしました。ちょうどこの日が誕生日にあたるので、なにはなくとも尾頭つき。

きれいな桜鯛は、塩焼きならぬいつものイタリアンに。ローズマリーとタイム、セイジなどの枝ごとお腹に詰めて、きざんだイタリアンパセリと塩を混ぜたオリーブ油をたっぷりかけてオーブンで焼きました。

ごはんは季節のもので、酒蒸しにしたアサリをショウガと炊き込んだアサリごはん。お吸い物のはずのアサリを使ってしまったので、お向かいから頂き物の赤ダイコンをバターで煮てミキサーにかけたスープ。ほんのりサクラ色が、たまたまのコーディネートの和洋折衷です。

はなやかな色を添えてもらったのは、今年また尾道にご縁のお知り合いさんから送っていただいたカゴ入りのかまぼこ。

じつはこれ、1週間ほど前このブログの公式アカウントのサイトで、小鳥社さんが紹介して下さった2008年4月の記事に、同じかまぼこが載っているのですけど、掲載日が4月4日。

その日付けからまる1週間ほど過ぎてますから、ことしの桜はちょうどそれくらい遅かったということでしょうか。

ともあれ、そんなあれこれを乗り越えて、お花見ができました。今年は開花が遅れたぶん、ちょうど入学式に満開といういいタイミングになった学校も多かったようです。

うちの近くにある小学校も、校庭にある桜の木がまだ小さいからでしょうか、わが家の正面で桜の下で記念写真を撮っているクラスがあって、ほほえましい光景でした。

誕生日と桜の満開がめったに重ならない息子も、きのうはお腹にいっぱい詰め込んで、いいお花見をして帰りました。