2008年 03月 09日
牛テールのスープ |
私の調味料棚には欠かせないシェリー酒が、ボトルの中で残りが心細くなっていました。お料理をちょっとおとなっぽくしたいというときに、しあげのひと振りが、こだわりになっています。
あるホテルから届いたDMを見ながら「ディナーだけで18,000円かぁ!」と驚いていたsesentaが、ディナーの代わりにティオ・ペペを私に1本、奮発してくれました。
それなら、私もホテルのディナーのまねごとをしてあげましょう、とドーンと気合いを入れて作ったのは、牛テールでとったコンソメです。
これは2005年に、たまたま手に入った上等のテールでチャレンジして以来、なんどか作って、ちょうどお客さまがあっていい機会なので、もういちど復習してみることに‥。
「とても素性のいいテールですよ」とお肉やさんが言ってくださったので、できあがりは素材だのみ、熊谷喜八先生のレシピを頼りに作った、2005年のブログを見返しながらです。
テールを茹でる段階から、いろんなお野菜の力を借りて、仕上げには、鶏のミンチと卵白をスープを漉すだけに使うというゼイタクは、お客さまのために、という大義名分でもなければ、家庭料理としてはなかなかできません。
でも、最終段階で鍋の表面に浮いてきた鶏ミンチをかき分けると、そこに宝の泉のように、澄んだ色のスープがあらわれる瞬間というのは、何度やっても胸がおどります。それが、テールという素材であるだけに、感激も大きいです。
お味のほうは写らないので、どうぞご想像ください。でも、おいしいスープはみんな無口になる、というのはほんとかなあ、と思いました。
写真ではこう写っていますけど、このスープに使っているのはシェリーではなくブランデーです。そして、シェリー酒のほうははマッシュルームの詰めものに使いました。
少し時間をおいておやつの焼きリンゴには、白ワインをたっぷり使ってしまったという、お一人バイクのお客さまがあって心配になるようなお酒のオンパレードでしたけど、しっかりアルコールはとばして、大丈夫でした。
あるホテルから届いたDMを見ながら「ディナーだけで18,000円かぁ!」と驚いていたsesentaが、ディナーの代わりにティオ・ペペを私に1本、奮発してくれました。
それなら、私もホテルのディナーのまねごとをしてあげましょう、とドーンと気合いを入れて作ったのは、牛テールでとったコンソメです。
これは2005年に、たまたま手に入った上等のテールでチャレンジして以来、なんどか作って、ちょうどお客さまがあっていい機会なので、もういちど復習してみることに‥。
「とても素性のいいテールですよ」とお肉やさんが言ってくださったので、できあがりは素材だのみ、熊谷喜八先生のレシピを頼りに作った、2005年のブログを見返しながらです。
テールを茹でる段階から、いろんなお野菜の力を借りて、仕上げには、鶏のミンチと卵白をスープを漉すだけに使うというゼイタクは、お客さまのために、という大義名分でもなければ、家庭料理としてはなかなかできません。
でも、最終段階で鍋の表面に浮いてきた鶏ミンチをかき分けると、そこに宝の泉のように、澄んだ色のスープがあらわれる瞬間というのは、何度やっても胸がおどります。それが、テールという素材であるだけに、感激も大きいです。
お味のほうは写らないので、どうぞご想像ください。でも、おいしいスープはみんな無口になる、というのはほんとかなあ、と思いました。
写真ではこう写っていますけど、このスープに使っているのはシェリーではなくブランデーです。そして、シェリー酒のほうははマッシュルームの詰めものに使いました。
少し時間をおいておやつの焼きリンゴには、白ワインをたっぷり使ってしまったという、お一人バイクのお客さまがあって心配になるようなお酒のオンパレードでしたけど、しっかりアルコールはとばして、大丈夫でした。
by sesenta
| 2008-03-09 15:25
| ちょっと贅沢
|
Comments(18)
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suzu-kinako at 2008-03-09 15:42
またまた やってくれましたね。二人三脚の芸術作品(スープ)に脱帽です。我が家の食卓に出前お願いいたします。ちなみに本日は5人前でよろしく!食べ盛りの息子達が首を長くして待っていますので・・・今日のお夕飯はもうこれで決まりです。手抜きの専業主婦にはありがたい。時間を指定出来るのであるならば7頃で・・・お待ちしています!!
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こんにちは!いつも、おいしそうなブログをありがとうございます。
私は熊本に住んでいます。こんなに美味しそうな今にも匂いまでしてきそうなブログは私にとって、とーっても刺激になりまーす。
ごちそうになりに行きたいと、いつも思っています。これからも、よろしくおねがいしまーす。
私は熊本に住んでいます。こんなに美味しそうな今にも匂いまでしてきそうなブログは私にとって、とーっても刺激になりまーす。
ごちそうになりに行きたいと、いつも思っています。これからも、よろしくおねがいしまーす。
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totoron
at 2008-03-09 17:26
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上品な仕上がりで身体に良さそうなスープですね。
どんなに豪華なディナーも顔負けですね。テールを使った料理を
したことがないのですが、宝の泉のように澄んだ色のスープが現れる瞬間に出合ってみたいです。
どんなに豪華なディナーも顔負けですね。テールを使った料理を
したことがないのですが、宝の泉のように澄んだ色のスープが現れる瞬間に出合ってみたいです。
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M.S.
at 2008-03-09 18:23
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ごーちーそーうーキタ━━━━(゜∀゜)━━━━━
コンソメの色がたまりません(^ω^)
コンソメの色がたまりません(^ω^)
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buringuru at 2008-03-09 18:27
すごいですねぇ。スープの味にそこまで丹念に心をこめ、手をかけるとは!
テールシチューやタンシチューはうちの母も十八番で、わたしはおふくろの味というと思いだす献立のひとつなんです♪なんだか、懐かしくなってしまいました・・・・・
テールシチューやタンシチューはうちの母も十八番で、わたしはおふくろの味というと思いだす献立のひとつなんです♪なんだか、懐かしくなってしまいました・・・・・
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hummingbird-june at 2008-03-09 22:42
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taka_nonn at 2008-03-09 23:07
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nana
at 2008-03-09 23:27
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いつも楽しく拝見しております。緑あふれる窓辺、雪景色が広がる窓辺
に置かれたおいしそうな料理から立ち上る温かな写真を見るたびに、
ほぉ~っと癒されております。一枚一枚の構図も、写真の合わせ方も
本当に素敵で、一日の疲れがふっとぶようです!
に置かれたおいしそうな料理から立ち上る温かな写真を見るたびに、
ほぉ~っと癒されております。一枚一枚の構図も、写真の合わせ方も
本当に素敵で、一日の疲れがふっとぶようです!
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produce57thstreet at 2008-03-09 23:54
わぁ~♪憧れの牛テールだぁ~(^^*)
そうそうホテルのディナーって魅惑的ですけど高っ☆と目ぇむいちゃいますよね~
それだけあればって思う気持ちもわかります☆
でも家庭で実現させてあげようとがんばるのは凄いです☆
そうそうホテルのディナーって魅惑的ですけど高っ☆と目ぇむいちゃいますよね~
それだけあればって思う気持ちもわかります☆
でも家庭で実現させてあげようとがんばるのは凄いです☆
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at 2008-03-10 09:09
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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SUTIOPEPE
at 2008-03-10 11:05
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こんにちは!晩秋の頃知り、毎日拝見していますが、初めてコメントを書かせていただきます。TIOPEPEは夏に冷やして愛飲していますが、
料理にも使えばよいのですね。またいつか、マッシュルームの詰めものの作り方を教えてください!!真似て作り、我が家のブログ「ティオペペタイムス」にぜひ、載せさせていただきたいです。
料理にも使えばよいのですね。またいつか、マッシュルームの詰めものの作り方を教えてください!!真似て作り、我が家のブログ「ティオペペタイムス」にぜひ、載せさせていただきたいです。
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junju5-8 at 2008-03-10 11:34
ワオーん!!!吠えちゃいました^^
こんな綺麗なテールスープ、黙々とひたすら食べるでしょうね。美味しいに違いありません。上等のコンソメスープですもん。
うちのゴボウたっぷりの庶民的テールスープもコンソメ風にしてみると、、、赤字ですね。今日も(*´ー`人)ウットリをありがとうございました。
こんな綺麗なテールスープ、黙々とひたすら食べるでしょうね。美味しいに違いありません。上等のコンソメスープですもん。
うちのゴボウたっぷりの庶民的テールスープもコンソメ風にしてみると、、、赤字ですね。今日も(*´ー`人)ウットリをありがとうございました。
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ゴンママ
at 2008-03-10 14:43
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とても美味しそうなコンソメスープ。 写真を拝見しながら味を想像してうっとりしてしまいました。 手間を惜しまず、時間をかけて、色々な素材の力を借りたスープ。 私もお金はかけれませんが、手間と時間は惜しまないように頑張らなくっちゃ。
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kokorotin at 2008-03-10 14:53
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schatz
at 2008-03-10 16:03
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こんにちは、東京はだいぶ春めいてまいりました。
私がお教室で習ったのは、鳥手羽先と牛スネと野菜で出汁をとり、灰汁をとるのも鳥ではなく牛スネの挽肉を使いました。もちろんそれらの食材は全部廃棄してスープのみいただく、という贅沢さ、、、こちらは牛テールを使ってそれを主菜としていただく、まさに一石二鳥という感じでよいですねえ。コンソメスープは手間のかかるわりには値段が高く出来ない、ということでフレンチレストランでも敬遠してしまう、と聞きました。家庭ではなかなかできない、とおっしゃいますが、もしかしたら家庭だからこそできるのかもしれません。予算はあるのでしょうが、利益を出す必要は無いのですもの。あ、もちろんcinco様のような方のいらっしゃる家庭で無いと無理ですが、、、私は、習っただけで作ったことなんてありません。(笑)
それにしてもいいお肉やさんとお馴染みで羨ましい。いい牛テールはなかなか手に入らないです。
私がお教室で習ったのは、鳥手羽先と牛スネと野菜で出汁をとり、灰汁をとるのも鳥ではなく牛スネの挽肉を使いました。もちろんそれらの食材は全部廃棄してスープのみいただく、という贅沢さ、、、こちらは牛テールを使ってそれを主菜としていただく、まさに一石二鳥という感じでよいですねえ。コンソメスープは手間のかかるわりには値段が高く出来ない、ということでフレンチレストランでも敬遠してしまう、と聞きました。家庭ではなかなかできない、とおっしゃいますが、もしかしたら家庭だからこそできるのかもしれません。予算はあるのでしょうが、利益を出す必要は無いのですもの。あ、もちろんcinco様のような方のいらっしゃる家庭で無いと無理ですが、、、私は、習っただけで作ったことなんてありません。(笑)
それにしてもいいお肉やさんとお馴染みで羨ましい。いい牛テールはなかなか手に入らないです。