2013年 02月 24日
白菜の追憶 |
きょうはなんだか、晴れたかと思えば濃い灰色の雲が出て雪が舞う、といった気まぐれなお天気で、冷え込みのつよい一日でした。
こんな気温はまた、干し野菜向きで、ベランダの手すりにはあいかわらずいろんなものが並んでいます。
ところが、この間から外に出しておいた切り干し大根が、どうも目減りが激しいと思ったら、どうやら一羽のヒヨドリがやってきては、くわえていく様子。はだかで出しておいた四つ割りの白菜も、柔らかくておいしいまん中のところからごっそりかじってあります。
おなじ山暮しの仲間として少々のことは大目に見るつもりでも、大切なスープ用の白菜まで贈呈するわけにはいきません。さっそく魚干しのネットに入れてガードを固く、これで安心。
こうして1,2日干した白菜をざくざく切って、鍋にひと並べ、その上に高菜漬けのきざんだのをのせ、豚ロースのうす切りをのせます。これを2,3回繰り替えして、お湯を加え、ショウガのうす切りと酒、タカのツメ、だし昆布の角切りを4,5枚ぱらっと入れていつも通りストーブにのせておきます。
こうして30分か1時間もおけば、何か用事をしているあいだに高菜漬けの色がついたスープのいい匂いがしてくるので、それが昼ごはんの合図です。
豚肉がだしになって、お味も高菜漬けの塩気だけで十分。時間があれば花巻でも作ろうかとなるところ、ささっと食べたいときには、ちょっとお行儀がわるいいですけど、この熱々のスープのお丼に冷やごはんをよそってさらさらというのもごちそう。
とにかくおいしい、この季節の白菜なので、いつもいつもお向かいさんの頂きものをあてにしてばかりでなく、来年はうちでも植えてくださいね、とsesentaに注文しています。
うーんと小さいころのこと、母といっしょにお使いの帰り途だったのでしょうか、母が重そうに持っていた白菜を「持ったげる」と言って、ふろしき包みを背中にかついで歩いたことがありました。
いつもは姉たちから白い目を向けられるほどわがままだったのが、なぜかそのときは「これからちゃんと言うこと聞いて、おてつだいもするから」としおらしく約束をしたものです。
母のいなくなったのがそれからすぐのことだったので、白菜の冷たさと重さが、いっしょに甦ると今でもちょっとキュンとなることがある、幼い記憶の1ページです。
こんな気温はまた、干し野菜向きで、ベランダの手すりにはあいかわらずいろんなものが並んでいます。
ところが、この間から外に出しておいた切り干し大根が、どうも目減りが激しいと思ったら、どうやら一羽のヒヨドリがやってきては、くわえていく様子。はだかで出しておいた四つ割りの白菜も、柔らかくておいしいまん中のところからごっそりかじってあります。おなじ山暮しの仲間として少々のことは大目に見るつもりでも、大切なスープ用の白菜まで贈呈するわけにはいきません。さっそく魚干しのネットに入れてガードを固く、これで安心。
こうして1,2日干した白菜をざくざく切って、鍋にひと並べ、その上に高菜漬けのきざんだのをのせ、豚ロースのうす切りをのせます。これを2,3回繰り替えして、お湯を加え、ショウガのうす切りと酒、タカのツメ、だし昆布の角切りを4,5枚ぱらっと入れていつも通りストーブにのせておきます。
こうして30分か1時間もおけば、何か用事をしているあいだに高菜漬けの色がついたスープのいい匂いがしてくるので、それが昼ごはんの合図です。
豚肉がだしになって、お味も高菜漬けの塩気だけで十分。時間があれば花巻でも作ろうかとなるところ、ささっと食べたいときには、ちょっとお行儀がわるいいですけど、この熱々のスープのお丼に冷やごはんをよそってさらさらというのもごちそう。
とにかくおいしい、この季節の白菜なので、いつもいつもお向かいさんの頂きものをあてにしてばかりでなく、来年はうちでも植えてくださいね、とsesentaに注文しています。
うーんと小さいころのこと、母といっしょにお使いの帰り途だったのでしょうか、母が重そうに持っていた白菜を「持ったげる」と言って、ふろしき包みを背中にかついで歩いたことがありました。
いつもは姉たちから白い目を向けられるほどわがままだったのが、なぜかそのときは「これからちゃんと言うこと聞いて、おてつだいもするから」としおらしく約束をしたものです。
母のいなくなったのがそれからすぐのことだったので、白菜の冷たさと重さが、いっしょに甦ると今でもちょっとキュンとなることがある、幼い記憶の1ページです。
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by sesenta
| 2013-02-24 21:07
| 菜っぱいろいろ
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